Naskeo環境のフィジビリティスタディは、テクニカルデザインおよびビジネスプランの検討のため、1) 原料、2) 土地、 3) バイオガス有効利用、4) 消化液有効利用、5) 建設交渉の主要五点について基礎分析を行います。プロジェクトの展開(認可、補助金等)および最適化のため、弊社はお客様を全力でサポートします。
フィジビリティスタディの目的は以下の通りです。
- 主要五点についての確認
- 計画が規定に基づいて実行可能かを分析
- 技術の選定およびテクニカルデザイン
- 見積りとビジネスプランの検討
- 最適なプランのご提案
Naskeo環境は、これまで70を超えるフィジビリティスタディを実施しました(エネルギー産業、廃棄物産業、農産食品工業、個人事業主、農家、社会事業等)。プロジェクト規模は25kWelから10 MWelまで設定可能です。フィジビリティスタディをもとに施工し、現在運用中のバイオガスプラントは40件以上に上ります。
原料の確認はプロジェクトの基盤となります。
使用可能な原料に基づいて、季節ごとの原料供給の見通しを立てるとともに、ロジスティック研究を行い、さらに原料サプライヤーと供給契約を結ぶ際にもサポート致します。
フィジビリティスタディによって、均質で安定した原料構成を定めることができ、また供給を最適化し、嫌気性発酵プロセスの妨げとなる要素を排除することが可能になります(原料供給の質および量については、年間にわたり仔細に検討します)。
原料は技術的制約の範囲内で、プロジェクトのどの段階においても開発できます。
原料確認は、以下の点を検討するために行います。
- 季節に応じた原料供給の利用可能性
- バイオメタンポテンシャル
- 原料の物理化学的性質
- 原料の質 、阻害物質・汚染物質の有無
- 規制状況および衛生状態
- 原料供給所とバイオガスプラントの距離
- 貯蔵のタイプと条件
バイオガス計画に適している原料の例 :
- 農作物由来の原料
– 堆肥/液肥
– 農業廃棄物
– 農作物残滓、エネルギー作物
– 農業副産物
- 地方自治体の廃棄物
– 廃棄物収集より
– 下水処理場より(汚物、油脂)
- 農産食品工業廃棄物、主産物・副産物
地域や地形、土地改良の必要性について検討し、また地勢的な位置関係、現在の利用状況や環境状況について調査します。
カーボンバランス法により、CAPEX(資本的支出)とOPEX(運営費)を算出します。ビジネスプランを立て、プラントの収益性分析を行うことで、プロジェクトの最適化を目指します(原料の量、ガスフロー等)。案件に合わせて多角的な研究を行い、その都度どの技術が適切かを判断します。